がん治療 傾聴 情報

がん患者さんが聞きたくない言葉

「私って治らないんでしょうか」
とたずねてくるがん患者さんは、
弱音を聞いてほしいことが
ほとんどです。

 

そのように話しかけられるということは、
あなたを信頼しているということです。

 

そのような方が
聞きたくないと思っている言葉を
もしあなたが言ってしまうとしたら…
ぜったい避けたいですね。

 

がん患者さんが聞きたくない言葉。
次の会話に答えがあります。

「私って治らないんでしょうか」
「そんな弱音をはいたらだめですよ!
頑張っていきましょう!!」

 

良かれと思い、言ってしまう励まし。
実はこの「頑張りましょう!」が

聞きたくない言葉です。

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私もそうでした。

がん患者さんは、みんな頑張っています。
平静を装っているように見える方でも、
普段気丈な方でも、
一所懸命頑張ってるんです。

 

もし「頑張りましょう!」と言われたら、
がん患者さんは
それ以上会話を続けたくなくなります。

「この人は全然わかっていない」
「この人には何も言わないようにしよう」
と思うようになります。

 

もしかしたら、
「わかりました」と言うかもしれません。
でも、
心の中は悲しみでいっぱいになっています。

 

頑張ってるけど、どうなるかわからない。
そんな不安、弱音を
聞いてほしいだけなんです。

 

弱音を吐ききることができるまで、
その方の言葉についていく気持ちで
会話をつなげていってみてください。

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