思いを変える
あなたは、
がんになった家族がいること、
また、その家族に対して
ネガティブなイメージを持っていませんか?
私も母ががんだとわかったとき、
「どうして?信じられない!」
と泣き崩れました。
自分を責め、ふと呆然としたり、
原因探しに夢中になったりしました。
もし、
あなたが昔の私のように
時間を過ごしているならば、
気持ちを切り替えてください。
ここで、思いを変えてください。
その人なら耐えられるから、
それは与えられている。
あなたからのサポートは
何よりの心強い支えとなります。
しかし、このことを
ぜひ心に留めて置いてください。
某ドラマでも、有名な言葉があります。
あなたがたの会った試練で、
世の常でないものはない。
神は真実である。
あなたがたを
耐えられないような試練に
会わせることはないばかりか、
試練と同時に、それに耐えられるように、
のがれる道も備えて下さるのである。
<コリント人への第一の手紙10章13節>
がんと診断されてから、
しばらく時間はかかりますが、
ほとんどのがん患者さんは
自分の置かれている状況を
冷静に受け入れるようになります。
私もそうでした。
なぜなら、
がんと闘うのは他の誰でもない自分だから。
目の前には、
初めて臨むことが山のようにあります。
どれも勇気がいること、
しかも、その後どうなるか誰にもわからない。
ずっとふさぎ込むわけにはいかないのです。
がんになったことも、自分の人生の1つ。
私にとって与えられた試練。
そしたらそれにどう向き合うか。
前を向いて、輝いて、自分の時間を生きたい。
自分の人生を、尊いものにしたい。
私の場合、
ネガティブな気持ちではなく
このような思いに変わっていきました。
がん患者さんは、揺れ動く心のまま、
程度の差はあれど
前を向こうと頑張っています。
あなたの傍にいるがん患者さんは、
どうでしょうか。
あなたにできることがあります。
まず、思いを変えてください。