がんサポートアロマテラピーは、
トリートメントによる
皮膚へのソフトなタッチがとても大切です。
アロマテラピーの話は別にブログに載せることにして
ここではトリートメントによって
痛みが緩和される仕組みについてお話します。
痛みは末梢神経から脊髄に入り
脳へ届くようになっています。
脊髄には脳へと続くゲート(=門)があり、
この開閉により
痛み(=痛覚)はコントロールされています。
門が閉じていれば痛みは伝わりませんし、
大きく開いていればどんどん伝わるということです。
触れられているという刺激(=触覚)の神経は、
痛覚の神経より太く、脳へ早く届き、
痛みの刺激が通らないよう
ゲートを閉めることができます。
皮膚をやさしく触れられると
触覚が痛覚より優位になり、
痛みが緩和されるようになっているのです。
これをゲートコントロール説といいます。
がんサポートアロマのトリートメントは、
触れることによってオキシトシンの分泌を促し、
不安や緊張の緩和や、痛みの抑制などを
期待することができます。
受ける人が心を許せる、安らげる相手から
行ってもらうことが大切です。
普通のアロマテラピーのトリートメントとの違いは、
優しい、ソフトなトリートメントであることです。
グイグイ押したり、揉んだりすることはNGです。
私の娘は、足などをぶつけて
涙目で「お母さーん!」とやってきても、
私が「痛いの、痛いの、飛んでけー!」と
触れながら声をかけると、
「飛んでっちゃった!!」と笑顔になります。
あなたにも同じような経験がありませんか?
まさにオキシトシンの働きですね。
このように、
皮膚にやさしく触れる
ソフトなタッチのトリートメントは、
痛みの緩和をもたらします。