PET/CT検査の詳細のつづきです。
自動ドアを入ると
すぐ右手に滅菌の青白い光の靴箱があり、
そこで白いクロックスのようなサンダルに
履きかえます。
検査室内はほどよく暖かく、静か。
照明は白色ではなく、少しうす暗い。
低い壁を境に
リクライニングシートが置かれています。
壁には注意事項と大きな丸い時計が。
ふと見ただけでも
男性の方が3名くらい休まれていました。
PET処置室前の椅子に座って
検査薬剤の注射をしばらく待ちました。
いざ呼ばれ、処置室へ。
大きな機械のそばに看護師さんが立ったまま
その目の前に腰かけ、約1分注射されます。
FDGはがんに集積する性質を持つ検査薬。
静脈に注射し、全身を撮影します。
被爆量が約4mSv、
何もしなくても
私たちが1年間に自然界から受ける被爆量は
約2.4mSvと言われています。
私はこの注射を受けているときに
深く、ふかく感謝しました。
今回のPET/CT検査は
「被爆量が多くて危ない!」と言われますが
自分の身体をはって
行ってくださる方たちがいるから
病気が早期にわかるようになっています。
笑顔で「大丈夫ですか?」と
尋ねる処置室の看護師さんに
「ありがとうございます」と
心をこめて伝えました。
その後は指定された番号の
リクライニングシートで
身体を動かさないように
約1時間安静にします。
目の筋肉を動かさないように
スマホや本を見ることはできません。
放射能排出を促すためにも
水を飲むことは大丈夫で、
トイレに行くこともOKです。
待機室には小さなスピーカーがあり、
ここから時間が来ると
検査室前で待つよう指示があります。
いよいよ私の番になり、
検査室に入りました。
室内は寒かったです。
検査台の上では両手を挙げた状態で
約30分動かないよう
息を止めたりして撮影されます。
検査技師の方が映像を確認し、
無事に検査は終わりました。
その後はまたリクライニングシートで
約30分待ちます。
検査後は
放射能が排出されているので
あまり人と接触しないように…
と言われました。
ちなみに、
造影剤を使ったCT検査と合わせて
38,000円ほど費用はかかりました。
渡されたお水です!飲みきりました☆
私がつらかったのは この日の夜。
愛する子どもたちに会えない…
PET/CT検査を受けた日は、
最短でも日付が変わるまで
乳幼児や妊婦さんと接触しないように
なっているのです。
夜中、何度か起きて搾乳し…
翌日子どもたちに会えたときは
とっても嬉しかったです。
この検査のために協力してくれた
義両親に、夫に心から感謝しています。