私は、がん患者である家族を支えた経験者であり、
自分自身もがん患者でした。
2005年
私が結婚した年の秋
母が末期の子宮頚がんだとわかりました。
母は翌年再発するも治療に耐え、
今も元気に過ごしています。
2011年、不妊治療の途中
今度は私自身に境界悪性卵巣腫瘍が
あることがわかりました。
手術、抗がん剤治療を受け、
主にアロマテラピーで生活を改善。
その後は職場の先輩方の勧めもあり
職場でアロマテラピーの講座をスタート。
自宅でも開催するようになりました。
そして、
2013年に1人目、
2016年に2人目を出産。
念願だった子どもを
迎えることができました。
2016年冬、腫瘍再発がわかり手術。
大切にしていた子宮も卵巣も切除しました。
更年期症状などありましたが
今はすっかり元気です。
しかし、
このことがきっかけで
私の身体はいつどうなるかわからないと
改めて考えるようになりました。
アロマテラピーの講座は
九州や関西から泊りがけで
受講される方も。
他にも講座開催やイベント依頼が多くなり
“アロマの基本を学べますか”
“家族のためにアロマをはじめたい”と
ご相談を受けることも増え、
自分の経験や情報が誰かのお役に立てたらと
はじめたブログは更新できないほど
忙しくなっていました。
そんなある日、
がんサポートアロマ講座を受けた方から
ブログをシェアしてもいいですかと
ご相談を受けました。
私は考えていたことをふと尋ねてみました。
「ご自分で同じ講座をできるようになったら…」
彼女の答えはこうでした。
「実はそのことをご相談したかったんです。」
この言葉が私の想いへの答えになりました。
同じ想いがある方々の活動が拡がるように。
その方だけにしかできないケアに、
もっと活かしていけるように。
2018年11月、
協会を設立することにしました。
情報を探すのが大変だった15年前
がん闘病中の母を
どうやったら支えることができるだろうと
泣きながら書籍を探し
無力さに悲しむ自分がいました。
そんな人をなくしたい。
大変な中にいらっしゃる
ご家族の方はもちろん、
ケアをする方の負担も軽くしたい。
それは実現することができる。
今の私なら知っています。
ご家族や大切な方が、
目の前で大変な状況にあるときに
「できることがない」ということは
ないのです。
あなただからこそ、できることがあります。
人はひとりでは生きていけません。
人生で本当の喜びを得るには、
その方に寄り添う人が必要です。
すべての人の心をつなぐ、
笑顔あふれるセラピーを伝えていきます。
大石 紅(おおいし べに)
Naturam 代表
緩和ケアアロマテラピー講師
メディカルアロマテラピー講師
国際ボンディング協会会員
日本アロマ環境協会会員
アイグレー
緩和アロマ認定セラピスト講座修了
藤森史子氏緩和ケアアロマ
ハンド・フットトリートメント講座修了
木田順子氏健康のこと研究所midi
ハンドボンディングケアクラス修了
doTERRA アロマタッチテクニック修了
アロマとの出逢いは約20年前。
今でもその素晴らしさを実感、
ますます大好きになっています。
大変な時期に大きな助けとなった
アロマテラピーや
さまざまなセラピーによって
心をつなぐ、笑顔あふれる場所を
創ることが私の夢です。