先日、
友人から電話がかかってきました。
彼女は
介護やアロマテラピーの経験が長く、
いつも前向きな人です。
Facebookではじめたグループについて
感銘を受けたこと、
また緩和ケアについての経験を
分かち合ってくれました。
数年前、
大叔父にあたる男性が
末期の前立腺がんになったこと。
アロマテラピーで何かできないかと
ご家族の方から相談を受けました。
最初にご自宅を訪れたとき
“こんなものが何になるんだ!”と
エッセンシャルオイルのボトルを
投げつけられたそうです。
しかし、
後日ご家族の説得もあってか
やはりお願いしたいと連絡があり、
アロマテラピーのトリートメントを
行うことになりました。
トリートメントをするようになってから、
男性は呼吸など楽になったり、
アロマテラピーによって
身体の負担が軽くなっていると
友人は実感したそうです。
そして、
男性の死期が近いとご家族が感じた日、
急いで来てほしいと電話がかかってきました。
男性のご家族には、
毎日フランキンセンスのトリートメントを
勧めていたとのこと。
フランキンセンスは万能のオイル。
血色が優れなかったため、
血流を促すためオレンジとペパーミント、
そして
いつも使っているフランキンセンスで
トリートメントをしたそうです。
すると、
男性の顔色がみるみる良くなり、
亡くなる直前「○○ちゃん、ありがとう」と
言葉をかけられたそうです。
友人の話は、
緩和ケアのアロマテラピーによって、
私たちの力ではなく自然の力が人を癒し
また心を穏やかにしてくれるのだと
改めて深く考える機会になりました。